信用情報機関での借金の調べ方

当たり前のことですが消滅時効の援用をする前に、自分がどこからお金を借りていたのか調べる必要があります。

複数の借金を10年近く放ったらかしにしていた場合、自分がどこから借り入れをしていたかさえわからなくなっている人もいるでしょう。

時効援用をしようと思っているのであれば、債権者に電話をかけまくって調べる方法だけばやめておきましょう。
債務承認を取られて援用ができなくなります。

 

自分の立場を悪くせずに、自分の借金の状態を調べる方法があります。

具体的には下記の3つの信用情報機関で調べます。

  • JICC 日本信用情報機構
  • CIC 割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関
  • 全銀協 全国銀行協会

 

JICC 日本信用情報機構

信販会社、消費者金融会社、流通系・銀行系・メーカー系カード会社、金融機関、保証会社、リース会社など幅広い業種が加盟しています。

手続きの方法は、3通りあります。

 

携帯電話による開示申込手続き

携帯電話による開示とありますが、電話をかけてする手続きではなく、ネットを使った申し込みとなります。

また、開示手続きはスマホ、ガラケーでできますが、開示結果は郵送されてきます。携帯端末ですぐに確認できるわけではないので注意してください

手数料は1,000円です。 

 

郵送による開示申込手続き

こちらも、手数料は1,000円です。

 

窓口開示申込手続き【窓口での開示手続き休止中】

窓口が東京と大阪にあるので、お近くにお住まいの方は実際に行った方が早いです。手数料は500円で本人確認書類が必要となります。

 

 

CIC 割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関

CIC 割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関は、信販会社・百貨店・専門店会・流通系クレジット会社・銀行系クレジット会社・家電メーカー系クレジット会社・自動車メーカー系クレジット会社・リース会社・保険会社・保証会社・銀行・消費者金融会社・携帯電話会社などで構成されています。

 

上記2つは使用する端末が変わるだけで、やり方は全く同じです。

 

しかし、大きな注意点があります。

上記の方法では、クレジット会社などに登録している携帯電話から、CICに電話をかける必要があります。本人確認のためです。

つまり、登録している携帯電話をすでに解約している場合は、インターネットからの開示請求はできないということです。

 

郵送で開示

借金をする際に登録した電話番号をすでに解約している場合や、どの電話番号で登録したかわからない場合などは郵送もしくは窓口での開示方法を利用するしかありません。 

複数の電話番号を対象とできるので、どの番号で登録したかわからない場合は、覚えている限りの番号を記載して開示請求しましょう。 

 

窓口で開示【窓口での開示受付終了】

窓口は全国7箇所あります。

お近くにお住まいの方は直接赴いたほうが早いでしょう。

 

電話番号がわからないときの対処法

CICに情報開示をするには電話番号がわからなければどうにもなりません。
クレジットカードやローン審査を通すために信用情報を完璧にキレイにするには、電話番号を漏れなく把握する必要があります。

もし、忘れているのであれば携帯会社に問い合わせてみましょう。
本人確認がとれれば調べて教えてもらえるはずです。

 

 

全銀協 全国銀行協会

会員はすべて銀行です。銀行からの借り入れがある場合は、こちらに開示請求することになります。

現在では郵送のみの手続きしかなされておりません。

 

開示手続きは自分でしたほうが良い!

自分で手続きをすれば、すべての機関で調べても最大3千円です。

しかし、法律家に依頼をすると1機関に付き1万円ほど請求されます。3機関で3万です。

少々手間ではありますが、かなり費用を抑えることができるので、お金が有り余っているのでもない限りは自分で行いましょう。

 

 

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